日本人の食生活の現状~日経サイエンス2007/12から引用
現在の日本人全体の食生活を栄養素のバランスで見ると、世界の中では優等生だとする、
国立健康・栄養研究所研究企画評価主幹 吉池信男氏によると
「よく昔ながらの日本の伝統的な食事が一番だという人もいますが、そうとは限りません。ご飯中心で動物性の食品が極端に少なく、塩分の多い干物などの魚、漬物、味噌汁を多くとる。そうした食生活の時代の日本人の健康状態は良好だったとはいえません。経済発展によって、そうした食事に肉や乳製品が加わった現代日本の食事が、栄養学的にみるとバランスがとれているんです。」という。
栄養バランスが悪くないとすると、あとの問題はカロリーを適正化することだとして、
「体重1Kgは、だいたい7,200Kcalのエネルギーに相当します。健康上は1ヶ月で1Kg程度までの減量が望ましいので、今とっているカロリー摂取量から毎日240Kcal減らせば1ヶ月で1Kg、200Kcal減らしても1ヶ月で0.8Kgやせられます。1日200Kcal減らすには、食べる量を100Kcal減らして、もう100Kcalは動いて消費すればいいんです。カロリーの足し算ではなく、引き算で考えれば難しくありません。」
「人間は無理して減量しても一生は続けられない。なるべくQOL(生活の質)を下げることなく、できる範囲で少しだけカロリー摂取を抑え、少しだけ多く動いて消費するようにしていく」
「ですから現代人は、食べるのをがまんするよりは、過去になく低下してしまっている身体活動量を増やす方向を目指したほうがいい。」
など(日経サイエンス2007年12月号p56~p61 より引用)のべています。
吉池氏は 前掲した厚生労働省と農林水産省が2005年に出した「食事バランスガイド」策定チームの一員です。
食事でのカロリー摂取量の制限よりも 身体活動量をふやしたほうが良い との見解は 農林水産省が 農業・林業・漁業の事業団体に考慮しないといけない点、厚生労働省が エクササイズ奨励の 立場からの 色々と背景のある発言であり、100%鵜呑みにはできません。 運動だけでは痩せられないと 自分自身の経験から 思いますし、栄養バランスが取れた食事で摂取カロリーの制限と継続的な適度な運動の実践が 大切なのだと思います。

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